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2018年

杭打設が主流業務ですが、簡単というわけではありません。地盤を甘く見たら、あきまへんでぇ!!


こんにちは。山口です。めちゃくちゃ寒いですね。

”山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば”
(山里はとりわけ冬が寂しさが強く感じられる。人の訪れが途絶え、草も枯れてしまうと思うと。)

不意に百人一首を出してみましたが、こんな感じの心境です。今も昔も、冬は寒いものなのです。

さて、先日、三重県は松阪でスクリュー杭の打設を行わせていただきました。

棚田で地盤が柔らかいとのことでしたので、いざ打ってみたら、
――――杭が入らない。

岩石がゴロゴロ埋まっている状態でした。掘ってみたら、下の写真のような状態・・・

これだけ岩を除去してしまうと、GLがかなり下がってしまいます。

新たに造成するための土を持ってくるなどの対策ができないわけではないのですが、弊社としてもさすがに追加費用をいただかなければならない内容です。お客様の意向とは言え、事前に地盤の事前試験を行わないリスクを改めて感じました。

毎回地盤調査を行う予算が確保されている案件ばかりではないので、硬い地盤に当たった際、現場で行える対応を知っておかなければなりません。

主な対応策は以下の通り。

杭を打設

規定の杭高さまで打設できない場合は、高さが合うように切断

(例:杭がGL40cmで止まり、規定の高さが20cmの場合、20cm切断)

一度目の打設で空いた穴にセメント(場合によっては砂利なども)を入れる

セメントを入れながら、切断した杭を再度打設

このやり方が一番早く、かつ杭自体の強度の効きが良いかと思います。

あくまで非常時における対応策なので、お客様のご指示をいただいたうえで行います。厳密にいうと杭を切った時点でメーカーからの保証は受けられないはずなので。

また、最善を尽くしますが、杭が効かなかったりする可能性もあるので、お客様とよく相談させていただいたうえで、方針を決定していきます。

地盤が相手なので、ある程度の障害があるのは仕方がないですが、大幅に工期は長引いた場合は、追加費用を請求せざるを得なくなってしまいます。双方にとっても後味の悪い施行になってしまわないためにも、

①事前試験をしっかり行い、スクリュー杭の適性を判断しておく

②十分な情報をもとに見積もりをたてておく

③トラブルがあった場合は現場で対応できる最大限の努力を行う

以上3つのことが大切かと思います。事前の相談から、最大限ご提案させていただきますので、

ぜひぜひジオリゾームまでご連絡ください

 


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