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太陽光発電と杭の載荷試験のブログ

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2020年

ちょっと待って!傾斜地は施工が難しいだけでなく、その後の安全性も考慮が必要!土を制する者は太陽光発電を制す。


こんにちは。
河合です。

最近、傾斜地や硬い地盤など、一筋縄ではいかない案件が多いですが、そのようなときに頼っていただけるというのは、嬉しいことです。

ただ、中には急傾斜すぎたり、造成が不十分で、斜面が崩壊してしまったなどという現場もあるみたいです。
スクリュー杭を打設しても、その後の支持が保たれないような現場はお断りしていますが、せっかく経産省への申請等を完了させているのに、太陽光発電施設を建設できないというのはもったいないですよね。リスクをしっかりと理解していれば、その後の対策なども見えてきますので、本日は傾斜地に設置する際の注意事項を見ていきたいと思います。

斜面崩壊とは,斜面表層の土砂や岩石が、地中のある面を境にして滑り落ちる現象です。山崩れ,崖崩れ,あるいは一般に土砂崩れ、と言われているものはこれに相当します。

地すべりは文字どおり 「滑る」 現象ですが,発生条件などに特色があり、一般の斜面崩壊と区別されています。
土砂・岩石が急速に運動する様式には,「滑る」 の他に 「落ちる」(落石など),
「流れる」(土石流など) があります。土塊を斜面傾斜の方向へ動かそうとする力は,その土塊の重量が大きいほど,また,斜面傾斜が急なほど,大きくなります。

雨水が地中に浸透するとその水の重さ分だけ、土塊の重量が増して,崩壊を起こそうとする力は大きくなります。

大雨による崩壊の場合,斜面の傾斜角が25度よりも小さいとほとんど崩れません。
滑りに抵抗する力には,土がくっつき合う力 (粘着力)と摩擦による力とがあります。粒の細かい粘土には粘着力がありますが,粗い砂には粘着力がありません。
岩は硬く結合しているはずですが,割れ目があるとそこから容易に引き剥がされます。

土塊を斜面に垂直に押し付ける力 (垂直応力)が大きいと,滑りに抵抗する摩擦力が大きくなります。
地中に水が浸透して土の粒子の間のすき間が水で満たされ飽和状態になると,浮力が発生して垂直応力がその分差し引かれ,摩擦抵抗が減少します。
浸透した雨水による表土層の飽和は,崩壊発生の最大の原因です。地層の条件では,表土層の厚いところ,表土層の厚さの変化が大きいところ,透水性が大きく違う地層が重なっているところ,斜面傾斜の方向へ地層が傾いているところ(流れ盤),などが挙げられます。非常に急傾斜のところでは表土層は薄くなるので,表層崩壊の危険は小さくなります。

水が浸透しやすい地層条件であることを示すものに,湧水があります。
いつも水がしみ出ているところ,とくに,雨のときすぐに湧き水の量が増え 、それが濁っているところは,要注意斜面です。雨水の浸透は崩壊を起こす最大の要因です。

弊社では保水性試験SS試験なども行っております。
無理に施工して大惨事を招く前に、弊社までぜひご相談ください


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