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2019年

『引き抜き試験』って何をどうすればいいの?試験方法等からお見積もりまで、何でもご相談ください!


こんにちは。山口です。

先日、南あわじ市の方で引き抜き試験を行ってきました。

基礎に関してかなりシビアな基準を設けており、実際にスクリュー杭が耐えうるのかを試験してほしいとのこと。
それまではコンクリート基礎でしか施工してこなかったので、スクリュー杭を試してみたいが、不安が残る。といった問い合わせをいただいたのがスタートでした。

地盤が硬く、施工のクオリティも向上させたいとのことで、最初から穿孔掘削を行う前提での引き抜き試験を行いました。

66φのボーリングを行い、その掘削穴にスクリュー杭を打設。今回は1600mm杭を使用し、GLから300mm出しでした。(根入れは1300mm)
杭にクレーンスケール(はかり)を取り付け、基準となる強度まで重機で引っ張り上げます。今回、2.1t以上の強度がほしいとのことでしたので、正直若干不安だったのですが、しっかりと耐えてくれました!

1tぐらいまでしか測定したことがありませんでしたが、2t以上の力で引っ張り上げてもビクともしないスクリュー杭をみて、改めてすごい基礎工法なのだなと実感しました。

>>“スクリュー杭基礎”工法と向いている土地について

 

今回は横方向への試験もしてほしいとのことでした。

270㎏の力で引っ張って、8mm以上杭が動かなければいいとのこと。
結果、2mmほどしか動かなかったので、無事基準クリアです!

地盤や根入れ具合によって強度は変わってくるのですが、試験を行うことでどれくらいの根入れ長にするかなどを検討し、強度を確保していけば、コンクリート基礎よりも安価で、20年後の産廃問題もありません。むしろ鉄なので売れます。

最近、引き抜き試験をご依頼いただくことも多く、また硬い地盤での施工も多数ありますので、弊社のボーリングマシンがお役に立てる機会が増えています。

>>自社保有機械「ジオプローブ」

他にも、専用の記録機械(ロガー)を使って、変位量(杭がどれだけ動いたか)を測定する方法もあります。(静的載荷試験)段階的に荷重をあげていき、指定の荷重まで到達すれば試験終了です。費用がかなり高くなってしまいますが、きちっとした試験データを残したい場合などはお客様からこの方法をご指定いただくこともあります。

弊社では、どちらの方法でも対応可能ですが、前述のクレーンスケールを用いた試験の方がはるかに安い金額でできます。事前試験として条件に満たない場合は静的載荷試験で行うしかありませんが、そこは金額との相談ですね。

様々な重機を用意しておくことにより、現場での対応がより柔軟に行えます。

ぜひ一度、弊社までお問い合わせください。

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スクリュー杭打設の事前試験
スクリュー杭の様々な打設方法


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