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2021年

ちょっと待って!傾斜地は施工が難しいだけでなく、その後の安全性も考慮が必要!土を制する者は太陽光を制す。(その2)


こんにちは。
河合です。

以前のブログ記事で、傾斜地への設置に際する注意点を書かせていただきました。
本日はその続きを書かせていただきますので、ぜひご一読ください。

ブログ記事:ちょっと待って!傾斜地は施工が難しいだけでなく、その後の安全性も考慮が必要!土を制する者は太陽光発電を制す。

大雨による斜面崩壊では、それに先だって地下水の増加や斜面の変形などが生じます。これらの先駆現象をあらかじめ設置した計器により観測することによって、崩壊発生の直前予知が可能です。しかし斜面の数は無数であり,重要斜面を監視するといった特別な場合は別として、普遍的な防災手段としては現実的ではありません。
これに代わる手がかりとして雨量があります。

崩壊の発生には,その時降っている雨の強さと,それまでに降った雨の総量とが関係します。雨水の地中への浸透にはかなりの時間を要するので,雨のピークから遅れて崩れが起こることもあります。

これまで起こった災害に基づいて,土砂災害の危険雨量が地域ごとに決められていて, 警報が出されます。

崩壊の発生には個々の斜面の特殊性,とりわけ目に見えない斜面内部の特殊性の方が大きく関係しているので,雨の情報は一つの判断材料として受けとめ, ただ警報を待つというだけでなく,個々の斜面や崖の危険性に応じた独自の判断と行動を行うことが望ましいでしょう。加害力の非常に大きい土砂災害に対しては,安全を大きく見込んだ対応が必要です。

いつどこで崩れるかを予測するのは非常に困難ですが,崩れた場合その崩土がどこまで到達するかは,かなりはっきりしています。
普通の崖崩れの場合,崖際から土砂の先端までの距離は、崖の高さと同じ距離の範囲内にほぼ収まっています 。

したがって,高圧の太陽光発電施設でキュービクルなどを設置する際は、できるかぎり崖斜面から離して建てて危険を避ける,という対応が必要です。
離す距離は安全を見込んで崖の高さの2~3倍以上とするのが望ましいようです。
斜面崩壊防止対策は,崩壊の発生要因をなくすこと,すなわち,滑動力を小さくしあるいは抵抗力を大きくすることです。

雨水浸透を防ぐ、斜面への雨水や排水の流入を防ぐ、水抜きをする、地下水位を下げる,土砂排除・排土をする,斜面勾配を緩くする,締め固める,抵抗力を付加する(擁壁など)、表土層の移動を抑える(枠組み工など),表面侵食を抑える(植栽など),等の手段や工法がとられています。特に太陽光発電施設では、排水処理計画で事業がストップしていることが多いようですね。

では、弊社における傾斜地での施工方法について実績も交えて紹介してみましょう。

まず建柱車による施工です。

傾斜地が30度以上あるような現場では、重機を乗り入れた場合、転落するリスクがかなりあるので、法肩から建柱車で施工することにしました。この現場では傾斜地(30度)の下が3~4m程度の擁壁になっていて、重機を乗り入れた場合、転落するリスクがかなりあったので、法肩から建柱車で施工することにしました。全部で100本弱で、2日間で行いました。

建柱車による施工では、普通のユンボでは対応できない長い杭(以前に3000mmの杭施工もありました)にも対応できます。

そのように非常に便利な施工方法ですが、いくつかの条件下であることが重要です。

(1)傾斜地の上下、またはどちらかに建柱車の据え付けスペースを確保できるかどうか
(2)建柱車から半径8m以内での施工で杭打設ができるかどうか

以上の2点をクリアしていれば、施工可能かと思います。

(1)については、建柱車のトリガーを張るために幅4mほど確保できればと思います。また、トリガーが沈んでしまわないぐらいの地盤でないと、打設ができません。

(2)については、上下に据え付けるスペースがあれば、4段のアレイを設置するとして、縦に4アレイ分ほどであれば可能です。横に長い配置であれば、その分、建柱車を移動して据え付けるためのスペースも必要です。詳しくは現地にて判断させていただくことになります。

次は、ダウンザホールハンマーによる施工です。

ダウンザホールハンマーはクローラー車やユンボに装着して使う非常に大きなハンマー(写真赤丸部分)のことで、打撃によって岩盤を粉砕するタイプのボーリングマシンですが、その特徴は何といってもその大きさと馬力でしょう。堅い岩盤もガンガン掘っていくことができます。

そしてこのダウンザホールハンマーの最大の特徴、それは、エアーリフトで掘削廃土を排出できることです。エアーリフトとはエアー、つまり空気で土を巻き上げて地表まで運ぶという機構です。

通常のボーリングマシンはケーシングパイプで掘削するので、その時に出る廃土はパイプの中に詰まっていきます。詰まったままでは当然、掘削することは不可能なので、中に詰まった廃土をいちいち出さなければなりません。しかしこの作業が存外に時間と労力のいる作業で、連続して複数の掘削を行うことはかなり厳しいのが現状です。

しかし「ダウンザホールハンマー」では打撃で粉砕した廃土は、先端にあるハンマーの上に積もっていきます。ハンマーには複数の穴が開いており、そこからすごい勢いで空気が噴射できるようになっており、ハンマーに積もった廃土を空気の力で押し上げ、地表へ吹き飛ばすのです。

そしてこのダウンザホールハンマーは傾斜地においても重宝します。
この現場ではユンボに装着していたため、ユンボの長いアームを利用して傾斜地にも「ダウンザホールハンマー」を持っていき、掘削することができます。これはほかのボーリングマシンではなかなかできない技ですね。

アームを伸ばせば広範囲の掘削が可能で、馬力も大きく傾斜地の施工もなんなくこなせる。またエアーリフトで廃土を吹き飛ばす。など、ほかのボーリングマシンとは様々な違いがあるダウンザホールハンマー。用途によってはこの重機が大活躍することも多いでしょう。

次に、セーフティクライマー工法という施工方法をご紹介させていただきます。

簡単に言うと、ユンボをワイヤーで吊り、ウィンチで動かすというものです。

ワイヤーを設置します。立木を利用することもありますが、強度が不十分な場合は2枚目のロックボルトアンカーを設置します。ユンボをワイヤーで吊っての作業となりますので、施工範囲の上部に立木またはロックボルトアンカーの設置可能スペースが必要となります。

ワイヤーを動かすウィンチです。ユンボ等でウィンチが動かないよう固定します。施工範囲の下部にウィンチを設置するスペースが必要です。

ワイヤーをセーフティクライマー工法用に改良しているユンボに接続します。重機には施工員が乗っておらず、すべてリモコンでの操作です。スクリュー杭を打設しております。

以下、条件を簡単にまとめます。

  1. 施工範囲の上部に立木、またはロックボルトの設置が必要
  2. 施工範囲の下部にウィンチ設置スペースが必要
  3. 傾斜地のため、位置だしは長めの鉄筋などで行わないと消失してしまう
  4. ワイヤーが通る箇所はスペースを空けておく必要がある

このようにジオリゾームでは、傾斜地における様々な施工方法・実績があります。
また、ダブルフランジ(嵩上げ杭)もご紹介します。

上の写真の赤丸で囲った箇所が、ダブルフランジになります。この現場ですが、南西方向の傾斜地となっているので、北東方向(写真奥)は、地面からの距離が短いスクリュー杭の打設になりますが、南西方向(写真手前)は、地面からの距離がかなり長くなってしまっています。2.5mのスクリュー杭を使用して、スクリュー杭の打設をしていきましたが、それでも必要なレベルまでの距離が足りず、ダブルフランジを間に入れて結合、距離を稼ぎました。このように、ダブルフランジはスクリュー杭のレベルを調節していく際に重宝する建材です。

フランジ(お皿部分)とフランジ(お皿部分)の間の長さのサイズは、300mm500mm900mmがあります。こちらのダブルフランジですが、当社で販売を行っておりますので、在庫確認も含め、御入用という方はご連絡頂けたらと思っております。

尚、杭との接合にネジ部品も必要となりますが、そちらも販売しています。また、「100mmサイズのダブルフランジが欲しい!」というような、3種類以外のダブルフランジのご要望にも対応させて頂きます。

ジオリゾームでは、太陽光発電施設の計画段階から、リスク排除の方法を、
お客様と一緒に、全力で考えさせていただきます!
ぜひ、一度ご連絡ください


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