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2018年

硬い地盤で無理は禁物!?急がば回れ。杭打設をしたいならまずは穿孔掘削から。


こんにちは。河合です。久しぶりのブログ投稿になってしまいました。年末・年始は皆様いかがお過ごしだったでしょうか。

さて、11月29日以降、ブログ更新をしていなかったのですが、そのブログ記事の案件につきっきりだったため、更新が遅れてしまいました。

今回の案件は、特に地盤が硬かったです…。最近柔らかい地盤に全くと言っていいほど巡り合わないです。

まぁ、だからこそ弊社に問い合わせが来ているということもあり、逆にありがたいことでもあるのですが!

今回の案件でも、弊社の重機を使っても掘削にかなり時間がかかりました。ちょっと不安だったので、自社の一番馬力がある重機で掘削したのですが、正直、他の重機だとここまで掘れたかどうかも怪しいぐらい硬かったです。

スクリュー杭打ちの使用重機

穿孔掘削に特化した重機でこれだけ苦戦を強いられるとは…ユンボでの杭打設で非常に頼らせていただいている企業さんも、地中障害やよく締まった地盤ではあれこれ対応策を考えなければならないとおっしゃっていました。スクリュー杭さえちゃんと入ってくれたら、施工の目処もだいたい立ってくるのですが、最初の難所はやはり杭打設と言わざるを得ませんね。

様々な打設方法

一番注意していただきたいのが、無理やり打ってしまうこと。以下、杭打設で実際にありがちな「無理やりポイント」を3つご紹介します。

杭の長さが明らかに見合っていないものを使用している

高低差を把握できていなかったり、造成などで現地の状況が変わってしまったりした時によく発生するケースです。杭のねじ部分が見えてしまっていたり、必要以上に根入れしてしまっていることも少なくありません。根入れが足りていないのは単なる設計ミスですが、「不安だし、なんとなく長めの杭を使っておく。」などのご要望もお客様からよく耳にします。しかし、固い地盤で必要以上に根入れするのはかえって逆効果です。その理由が、②・③の項目です。

地中障害で杭がずれた、または斜めに傾いたのにそのまま無理やり打ってしまう

杭打ちをしていれば、地中障害にあたることがありますが、その際の対応で、後々の工程に大きな影響を及ぼします。打てさえすればいいというものではないのです。杭がずれていたり、斜めになっていたりすると、上に乗せる架台の足がしっかりとのらず、はみ出してしまったり、架台が傾いてしまいます。

よく締まった地盤で無理やり杭を回転させて入れてしまう

よく締まった地盤では、杭が効きすぎてしまいますので、途中で回転しなくなったりすることがあります。それを無理やり入れようとすると、杭のねじ切れなどが起こってしまいます。最悪なのは、杭を無理やり入れて、地中の中でスクリュー杭の羽がすべて取れてしまっている状態のまま施工が終了してしまうことです。土の中までは確認できませんので、本当に支持が取れているのかは、風などで吹き飛んだ後にしかわかりません。

このような問題を解決するため、弊社では硬い地盤の時に、穿孔掘削をさせていただくよう提案しております。「変に杭を打設してしまい、架台を載せる時に無駄な手間がかかり、結局は杭の打ち直したので、費用も余計に掛かってしまった。」などのお声もよく耳にしますので、有効な手段だと考えております。スクリュー杭の羽がしっかりと効くぐらいの径で掘削しますので、引き抜き強度もしっかりと確保することができ、杭の精度もしっかりと確保することができます。太陽光発電に関することならなんでもご協力させていただきますが、杭打設前の引き抜き試験等、特に基礎のことに関してはご安心いただけるよう努めております。

是非とも当社の方までご相談ください!

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